製品と技術の紹介
製品紹介
浦上桐工芸は、明治に創業し、日本の近代化とともに歩んできた当社は、桐箱を身近に、そして大切なものを包むものとして、品質を最大限高めてきました。それが評価され、最近ではJR九州の豪華寝台列車「瑞風」をはじめ、数多くの桐箱をお納めしています。
カタログ製品Ready-Made Products
オーダーメイド製品Custom Order Products for Clients
当社がお客様のご要望に合わせて製作する桐箱です。
高品質をお手頃価格で対応できるように設備を導入しています。
素材・技術紹介
素材
原木から製材した無垢材
当社の特徴としては桐の丸太から製材を行なっていることです。これにより、美しい最高級の桐材の製品を作ることができます。当社で長年乾燥させた原木をおろしての製材となります。
無垢材
通常の無垢材で、仕入れた材となります。
ベニア材
コストを抑えながらも、綺麗な木目を使用できる方法として使われる材です。
蓋の加工
(蓋)印籠・ヤロー
蓋に「立ち上がり(ヤロウまたわ印籠と呼ぶ)」を付けたものです。保存性が高いのが特徴です。身の部分をカットして高さ調節をする事が可能です。蓋部分の内寸は立ち上がりの板厚だけ小さくなリますのでご注意下さい。
(蓋)かぶせ
身に蓋をかふせることによって覆った箱のこと。道具箱など頻繁に開閉するのに適しています。蓋のサイドに手を掛ける為の装飾(手ぐり)を付ける事も出来ます。身の部分をカットして高さ調節をする事も可能です。
(蓋)台差しかぶせ
身に蓋をかふせることによって覆った箱のこと。台差しかぶせはその中でも、身の部分にお皿のような受けがついていて、蓋と身が閉まった時に一体化するような作りになっています。線香などの箱に使用されることが多いです。。
(蓋)落とし
蓋が本体の中に入り込むようみ、本体より低位置にはまる作りです。
(蓋)スライド
抜き差しして開閉を行なうことができる蓋です。お酒の箱などに使用されることがあります。板の代わりにガラスやアクリルなどに変更することができます。
箱の加工
(箱)紐穴付・真田紐の使用
真田紐(さなだひも)などを通すためのひも穴を加工した箱です。
四方桟・二方桟
板の蓋に4つの桟(もしくは2つ)がついたものを四方桟と言います。茶碗などを入れる桐箱に多用されます。釘付、紐付き、面取り有無の対応ができます。
仕切り
身の部分に仕切りを取り付けて分けて物を保存できるようにする加工です。
(箱)引出し
引き出し付の箱です。
印刷・表面加工
との粉塗り
木部塗装用目止め材を塗り込みます。導管が目立つ素材の表面に塗装することでより平滑になります。手触りを高める方法です。桐箱では最も一般的な塗装方法で、変色を防ぎ表面を滑らかにする効果があります。
ウレタン塗装
強度を高めたり、耐水性、防汚性を高めたもので、食品衛生にも対応することができる塗装方法です。色は豊富です。
天然オイル塗装
ウレタンよりも耐水性や強度は劣りますが、風合いを大切にできる塗装方法です。無垢材の雰囲気を大切にできます。植物由来の天然オイルを使用して、自然な艶になります。
シルクスクリーン
シルクスクリーンで印刷を行い、色数は少ないですが、しっかりした色付けを行うことができます。
金・銀 箔押し
桐箱のフタ天面に金銀などの箔押しをしています。お香などの箱に使用されます。一般的に桐箱は、「和」のイメージが強く思われがちですが、デザイン次第で「洋」のイメージにすることも可能です。
UV印刷
UVインクジェットプリンタを使って多色刷りが可能な印刷です。表現の幅が広いのが特徴です。
焼印
古来からある金属を加熱して桐箱に焼き色をつける方法です。独特の風合いがあります。
レーザー加工
レーザー加工機を利用した焼き色を精密に焼き付ける加工です。ロゴや手書きの文字などを精密に焼いて再現するものです。